2008年08月06日

103番酒 麹造り2日目

103番酒
泡盛「漢那蒸留所」の特別な理由
② 手もみ麹
昔つくりをコンセプトに掲げているので 
麹つくりを手もみにするのは ごく当然の事
機械に頼って何が手造りかと疑問をもたれることは ないのであります
決して機械造りが悪い事とは申しておりません
むしろ
短期決戦の大量生産はもとより 品質の安定化においても
現代のニーズに合わせた美味なる味わいを造れる機械が造っているお陰で
世界中の人々の欲求に応えられているのです
しかし 忘れてならない野が原点であると考えますので
泡盛造りの原点とは何かを模索しながら
今できる 昔造りの旅をはじめたのです

手もみ麹は 読んで字のごとく 人の手によって麹菌を蒸し米に揉み込むことです
しかし 感情によって 揉みこむ力具合も違います
その日の体調や喜怒哀楽によっても 力加減が違います
決して正確ではありません
しかし
心を込める気持ちは 美味しい泡盛を造りたい
誰の為に造っているの
誰に飲ませてあげたいのか
そんなことを考えながら
丁寧に丁寧に  
今日の麹造りは2度とないんだと
言い聞かせながら 麹もみをしています

愛情を込めてつくる もの造りに感動が加わる瞬間
皆にお裾分けしたと思います 
是非漢那蒸留所にお出かけください
運がよければ 出会えますよ

103晩酒麹造り 2日目
今回は
麹温度38度が ベストといわれていることを承知の上で
あえて
43度まで高温に挑戦しました
何処で どのように変化が起きるのか
楽しみです
深夜11時37度 もう少しまで上昇をこころみる
午前4時 43度 急ぎ温度を低く 35度まで
午前9時 再び43度 麹箱へ 小分けします
その後麹室へ移します
この後は38度を維持して 明朝まで管理します
暑さは 大変ですが 麹の成長が手にとるように感じられます
この生きる生命力を肌で感じて
感動しない人はいないでしょう
どんなに 脱水症状で ふらふらになろうと ダウンするわけにはいけないのです
まさに母親の気持ちです

今晩は 麹と共に付きっ切り
サキタリヤーおかみ





本日の末娘(量り売り)嫁ぎ先紹介

103番酒 麹造り2日目
↑本多さま(福岡県)

ありがとうございました。

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Posted by 石垣島の泡盛【請福酒造】 at 14:09│Comments(2)漢那蒸留所
この記事へのコメント
夜通しの作業大変ですね。
今回のがいい具合に化けてくれるといいですね。
Posted by こやまん at 2008年08月09日 19:47
ありがとうございます
親はいなくとも子は育つ 麹もある程度 成長すれば
幾分 ほっといても そう感じることも ありますが
手をかければ それだけ 幸せいっぱいを実感できるから
やめられないのです しかし 昨年 今年の暑さは つらいはず 
Posted by 石垣島の泡盛【請福酒造】石垣島の泡盛【請福酒造】 at 2008年08月17日 06:39
 
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